honor8のハイレゾ再生

11/18のファーウェイのブロガーイベントにてP9にてハイレゾ音源が再生できる(再生できる→ハイレゾ対応の品質があるとは限らない…ですが)という話題が出ていたため、手持ちのスマホでスペックが近いhonor8にて検証してみました。

 

仕様の検証:

P9やhonor8の公式仕様ではハイレゾ対応の記載はありません。

honor8のオーディオCODECには子会社のHiSilcon製Hi6402が使用されているようです。→Honor8の分解記事

Hi6402の仕様は不明…

 

動作確認結果:

プリインストールの音楽アプリにて96kHz 24bitのハイレゾ音源(WAVEやFLAC)ファイルのデコードができ、異常音なく再生できました。聴感上でも低ノイズでクリアに聞こえます。

 

これでは検証記事としては面白くないのでハイレゾ対応を謳えるだけの品質が確保できているか検証してみました。

 

検証内容:

JEITAのハイレゾ対応の定義によると、

・サンプリング周波数48kHz超(イヤホン出力の周波数特性を検証)

・量子化ビット数16bit超(イヤホン出力のダイナミックレンジを検証)

のいずれかをクリアしていればハイレゾ対応と呼ぶことができるようです。検証にあたっては96kHz 24bit対応のサウンドインターフェイス(Roland UA-4FX)にhonor8のヘッドホン出力を接続してFFTアナライザソフト(WaveSpectra)で確認しました。

 

周波数特性:

サンプリング周波数fs=96kHzのホワイトノイズWAVEファイル再生時の結果です。1/2fsの48kHzどころか20kHz程度までしか出力されていません。また、20kHzで急激にレベルが落ちていることから再生時にサンプリング周波数が落とされているか別途20kHzのLPFを通過しているようです。

honor8_white_freq

 

ダイナミックレンジ:

サンプリング周波数fs=48kHz 量子化ビット数24bitのWAVEファイルを再生して検証しました。

信号:正弦波出力(1kHz)で出力レベル3パターン(フルスケール-0dB、-100dB、-108dB)

フルスケール出力

honor8_sin1k_0db

1kHzの出力レベルに対してノイズフロアは96dB以上低く期待持てそう。(高調波歪っぽいものも観測されていますが…)

 

-100dB出力

honor8_sin1k_-100db

16bit(ダイナミックレンジ96dB)超のダイナミックレンジは確保できているようです。

 

-108dB

honor8_sin1k_-108db

ノイズに埋れてしまいました。18bit超のダイナミックレンジが確保できているかどうかの判定ができません。honor8のアナログ出力かオーディオインターフェイスのアナログ入力部の性能限界に達してしまいこれ以上の検証はできないようです。

 

まとめ:

周波数特性:ハイレゾ非対応。

ダイナミックレンジの面について:honor8のデジタル信号処理上では16bit超の量子化ビット数の信号を扱うことはできている模様

 

おまけ:

別の機種にて通信をしながら音楽再生するとノイズが聞こえると話題になっていたのでhonor8でも検証してみました。

通信開始してもFFTアナライザ上でノイズ成分増えることはありませんでした。

 

今後日本でも発売予定があるMate9では新しいオーディオCODEC Hi6403が搭載されていますが、Hi6403は192kHz PCMやDSDに対応とのことでオーディオ再生面も楽しみです。

検証用に高SNなUSBオーディオインターフェイスないかなぁ…

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